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GPSと写真

最近、「写真を撮影した際にGPSデータがファイルに書き込まれたら色々つかえるなあ」とか思ってGPS情報を色々調べていると、結構いい感じの製品がある事が分かった。

この記事がよくまとまってて分かりやすいんだけど、現状で3種類の製品に分けられるみたいだ。

タイプ1 GPS内蔵カメラ
カメラ自体にGPS機能が内蔵されててとにかくシャッターを押せば写真と一緒にGPSデータも画像ファイルに掘り込んでくれるよ!というやつ。最も理想的だが、現状ではGPS精度が高い製品がない。GPS受信遅延、測定誤差などが大きい。(プロ向けの製品がどうなのかは未調査)

タイプ2 外付けGPS
ストロボみたいにカメラに装着して使用するタイプ。2万以下とリーズナブル。しかしNIKONのハイエンド機種にしか対応してない。

タイプ3GPSユニット
カメラとは独立して使用する。SDカードに対応していて、撮影後にSDカードを差し込むと、カード内のデータにGPSデータを書き込んでくれる。1万強とリーズナブル。上記記事では最も測定誤差が小さい。


で、付属のソフトウェアで地図上に写真を表示したりなんやかんや出来るみたい。iPhotoとかでも類似の事が出来るみたいだし、この付属ソフトのレイヤーにフロンティアがあると予想されます。
GPSデータだけの利用とか、データ共有と共有へのインセンティブの確立とか。


とりあえずタイプ3を買ってみて色々楽しんでみるかな。

kappa-lab的写真庫サービス

paperboy&coのフォトライブラリサービス「30days」がロンチしたりtrick7さんがwedding2.0について言及したりと、今web屋の脳みそは「結婚式」について激しく回転しているみたいだ。(「結婚」ではなく「結婚式」なところが平和的)

で、結婚式用フォトライブラリサービスなんですが、実は我が河童研究所も作ったりしてます。

去年の7月に高校の同級生が結婚した際に立ち上げ、その後改良を重ねて現在バージョン1.2くらい。主な機能は写真投稿、コメント機能、フォーラム機能、など。一応クローズドサイトで利用者は高校の友達とか大学の友達。

コミュニティ毎に個別のサイトになっていて、現在3つほど運営。投稿写真はざっと2000枚。大学のヤツらはプロカメとかフォトグラファーばっかりなので、出版できるクオリティの写真も少なくない。ちょっとしたCGMサービス業者の気分に浸れる。

このサイトのコンセプトは「アンチパブリック」とか「プライベート」というモノ。Flickerとかその他ソーシャルサービスの高品質だけど同じものが無数に存在する空間ではなく、未完成でも唯一無二の隠れ家を造ろうぜ、というモノである。

個人的には猫も杓子もオープンを志向するより、こういうクローズドなサイトなりサービスをコンシューマレベルで作れたらステキじゃないかと思ったりする。

3月のページビューと傾向と対策

GoogleAnalytics集計で3/1-3/31のPVは4443だった。

あとワンヒットで4444と不吉な数値だったのでまあコレでいいかな。

本当は4500辺りを目差していたけど、残念ながら及ばなかった。最近のトラフィックは伸びてはいるものの、鈍化している。ボキャ貧が原因だろうか。やはり。

その一方でRSSの購読が伸びた。GoogleReaderとLivedoorReaderしかチェックしていないけど前月比2倍くらい。でもRSS購読が倍になっているならPVももっとどかんと伸びて良いんじゃ無いかと思うんだけど、実際はそうなっていない。
RSS購読が伸びた背景にはProgressionで紹介していただいた要因が大きく影響していると思うので、あんまり自力じゃあない。

まあなんつーかガンバレって事で。


追記:
トラフィックをネタにポストするのって、
色んな意味で恥ずかしい行為じゃないかと思う。
この恥ずべき性癖には、子どもの頃から貯金箱のお金を数えるのが好きだった事と何か関係があるだろうか?
そう、フロイト的に。

SNSと隠れ家

「どこまでも広がり続けるのも無限だが、どこまでも細かくするのもまた無限だ」

とは北野武が言ってた言葉だと思う。詳細な語彙までは記憶していないが、日米の映画制作における差異を彼なりに表現した言葉だったはずだ。そしてもちろんハリウッドが前者で日本映画が後者だ。

webは現在までのところ前者の形で進化してきているが、そろそろ後者の形が産まれてきてもいいかな、と思う。


たとえばmixiとかSNSに参加していると、無数の出会いがありそれは無限のごとく広大な体験でハリウッド的なそれなんだけど、そろそろほどよくクローズドで、ミニマムなコミュニティーを形成したいな、と思う。

SNSを巨大なショッピングモールやファミレスに例えるなら、馴染みの服屋とか呑み屋に例えられる隠れ家的存在が欲しい。


そんなもの既に個人運営のXoopsとかで実現されてるよ。ってその通りなんだけど、もう少し敷居を下げたり一般的に普及しないかな~と思う。もちろんXoopsという特定のアプリケーションの普及ではなく、あくまでプライベートなクローズドサイト、つまり隠れ家を作るという概念で。


本当に仲の良いやつとはマイミクとかmixiコミュとかそんなところじゃあなく、もっとプライベートな空間で和みたいんだ。


そんときは言ってやるぜ。
「おれんとこに来ないか?」って。

ブログスカウター

前に「各種RSSリーダサービスで自分のRSS購読者を一覧表示出来るサービスないかな?」と書いたんだけどいまいち見つからない。というかそういうAPIが公開されてないんだろうか。

Blogで呟く前に自力で調べろと言われそうだけど、RSSだけじゃなくてハテナの被ブックマークとか周辺Blogからのリンク、Technoratiのブログランキングとか色々と集めてドカッと表示できる「ブログスカウター」みたいなのないかな?

ブログバトラーがあることだしブログスカウターがあってもステキだと思う。


「戦闘力たったの5か、ゴミめ」と言われないようにオラもがんばんねぇと。

PSExpress以外のオンライン画像編集サイトから学ぶ

PhotoshopExpress以前からオンライン画像編集サイトはあったわけで、その代表格は「Picnic」と「fauxto」だと思う。

Picnic
picnic.png

fauxto
fauxto.png

前者はかなりユーザーフレンドリーというか分かりやすさを目差して作られていて、後者はPhotoshopクローンとでも言うべき本格指向だ。


個人的に気になるのはfauxtoよりもPicnicの方だ。

今回リリースされたPhotoshopExpressもエントリーユーザ向けだけど根幹にはPhotoshopの存在があって、そこから如何に分かりやすくカスタマイズするかと言う指針で開発されていると思う。一方、Picnicは土台となるアプリケーションの存在は感じられずあくまでもゼロから出発している印象を受ける。

もちろんPicnicの中にもPhotoshop的なUIや共通の何かが全く無いわけではないが、photoshopという重厚な土台を持つPhotoshopExpressのそれとは比較にならない。

PhotoshopExpressがPhotoshopというFrameworkを元に
カスタマイズされたアプリケーションとするなら、

Picnicはフルスクラッチでビルドされたアプリケーション
と言えるんじゃあないかな?

両者は共に「エントリーユーザ向け」「ユーザーフレンドリー」に重きをおいているはずだが、アプローチの仕方が全く違う。

そして、我々(というか自分)が日常的に使用しているアプリケーションはPhotoshopであれillustratorであれFlashであれAfterEffectsであれ、ある一つの共通する根幹を持っている。それはもちろんPhotoshopExpressにも受け継がれているが、Picinicにはない。

少なくともPhotoshop6からPCで制作を始めた自分に取って、新しいアプリケーションを習得する際、「Photoshopではココにコレがあるから、コイツにもあるだろう」と思いつつ学んでいくことが出来た。

だから画像処理ソフトでありながら、これらの共通認識(或いは既成概念)から逸脱出来るPicnicは異端の存在としてうつる。
たとえPicinicがプロ向けでなかったとしてもだ。

PhoshopExpress beta

PhoshopExpress使ってみたよ。
少し使ってみた感じはPhotoshopElementsみたいなもんかな。

photoshop_express_1.png


まだベータ版なので動作が遅く感じることもあるけど、概ね良好。「ブログ始めたけど掲載する写真の編集したい」とか「画像処理したいけどPhotoshopみたいな高機能いらないよ」って人にはこれで十分だと思う。

この層のニーズって、完全な個人というよりは社員10数人の中小企業や自営業でwebを運営している法人に多いと思う。

もし彼らがクライアントでCMSなりBlogの更新なりの補助をする場合、こういうオンライン画像編集ツールを紹介するって言うのはアリだと思うな。



画像処理はサムネイル式で選ぶ

photoshop_express_2.png



ちょっとしたフィルターも可能。

photoshop_express_3.png


ああそう!一つ見落とし。画像ファイルがjpgしか使えない。只これは間違いなくベータ版故だろうから、最終版はpngとかtiffもOKになると思う。PSDは...どうなんだろ?

EDGE Now !

http://edgenow.jp

EDGE Now ! が本格始動しましたね~。
現在総合ランキングで352位だそうっす。これが上位なのか下位なのかよく分からないけど、参考までにTechnoratiのランキングを調べると2,910,025位。まあ、まだまだって事ですな。

この手のBlogランキングの測定基準は、いまいちブラックボックスだけど何が基準なんだろう。
第一に他のBlogやソーシャルブックマークからの被ブックマークだと思うが、実際どうだろう。その他に考えられるパラメータはGoogleページランクやRSSフィードの購読数、ってとこかなあ?Blogサービスが用意しているブログランキングボタンみたいなのもあるけど、あれはそのBlogサービス限定でweb全体じゃ無さそうだし。そもそも最近見かけないし。
個人的にはGoogleページランクの比重を大きくすると一昔前のSEO業者みたいになっちゃうので、RSSフィードの購読数が有効だと思える。

LivedoorReader : xx個
GoogleReader : yy個
hogeReader : zz個
fooReader : ll個

って一覧表示されるとモチベーションが上がる気がする。
ひょっとして誰か作ってるかな?あったら教えて欲しい。

iPhone はFlashの夢など見ない!

アップル、iPhone SDKイベント開催

これは本当に凄いことになったなあ。このAppleの本気度合い、ガンチンコ。

まず、開発環境に関しては、SDKのリリースって話だったのでせいぜいコンパイラとその他オマケ程度のアプリがリリースされるのかと思いきや、とんでもない。立派なIDEレベルの開発環境がリリースされるみたいだ。Xcode、Interface Builder、Instruments、そしてiPhone Simulator。アプリをテストする際、その状況を録画出来るとか。これはもうiPhone開発用のソフトウェアスウィートがリリースされると言って過言ではない。これはときめく。

そして、もう一つ。こいつがまたすごい。App Store。
iTune Storeよろしく、アプリケーションも同じ手法で販売するという戦略で、全てのアプリはここからのみ供給される仕組み。かなり独占的な手法にはやや嫌気がさすけど、人気ランキングなど平凡な演出に加え、デベロッパーに対する報酬モデルの確立はすごい。
日本のケータイキャリアも似たようなことをしている気がするけど、期待度が全然違う。Appleが開発環境だけではなく流通面まで作り込んでくるとは思いも依らなかった。だけど、今になって客観的に考えるとAppleがコンパイラーをリリースするだけで終わるわけ無いんだよな。ほんとすごい。

とにかくAppleがiPhonePlatformでモバイルの天下を取りに行こうする気合いをひしひし感じる。

Appleはもう、間違いなくモバイルの天下を狙っているわけで(しかもモバイルだけじゃ無い)、その布陣の中にサードパーティを混ぜる気はさらさら無いく、しかもそれだけの実力がある。ゴールスプリントをアシスト無しでぶっちぎるチポッリーニみたいだ。(アームストロングにはまだ早い)

で、Flashなんだけど、とりあえずiPhonePlatform上で動く望みはかなり低くなったと言える。というか個人的には絶望的なんじゃ無いかとすら思える。それと同時にiPhonePlatformで開発してみたいという気持ちも強い。Objective-Cだっけ?やってみようかな。

オッズ高すぎるって。

「われわれに賭けてほしい」--MS、Silverlightの起爆剤登場を期待

これ、真顔で言われたらどうするかなあ。
いや~弱っちゃうなあ(笑)

Blue-ray vs HD-DVDの戦いはそこそこ白熱したけど、Flash vs Silverlightって戦いにすらなってない。Silverlightがmobile向けでは超絶に開発しやすいとか、スゴイ利点が存在するなら少しは武器になるかもしれないけど現状でSilverlightアプリを開発するメリットがあるとは思えない。

こんなオッズの高い賭は出来ないと思う。

お前のモノは俺のもの、俺のモノも俺のモノ!!

mixiの利用規約改訂について色々考えていると、映画matrixの様な隠蔽された搾取を想像したが、多分そんな巧妙なものじゃあなくて臆面もなく、

「お前のモノは俺のもの、俺のモノも俺のモノ!!」

という宣言なのでは無いかと思う。

ジャイアンかよ!!

mixi独裁すんのかな?

mixi、4月1日より利用規約を改定--日記などについて著作者人格権の行使を禁止

なんかmixiがきな臭い事になってるけど、これはかなりやばいんじゃないかと思う。

自分的には大した日記をつけてるわけじゃあないので痛くも痒くもないのだけど(あくまで予想し得る範囲で)、商品とかドラマのバイラル目的で日記を書きつづっているバイラル系アカウントとかは撤退してしまうんじゃないだろうか。そうすると必然的にPVも下がるわけで広告収入の減少につながるだろう。

著作権をmixiに帰属させることで思い浮かぶことは出版・放送などの2次利用だけど、他にもあるんだろうか?仮にあったとして、上記のバイラル系アカウントの撤退や、ユーザの反感というデメリットを相殺してあまりあるメリットを生み出せるのかとても疑問。

その他、現在mixiのページを引用したりスクリーンショットを載せるには文章や画像にモザイク処理を施すのが通例になっているが、これらの著作権がmixiに帰属する場合、mixiの許可があれば無修正で掲載されてしまうのかなあ?

mixiはCGMって事になってるけど、mixiの為にメディアジェネレートしてるヤツはどこにもいないだろうに。mixiの意図がいまいちようわからん。

ケータイWEBばっかり見てるとアホになる、かも。

こどものころ、「テレビばっかり見てるとアホになるで」と大人達がよく言っていた気がする。しかし、悲しいかな我が家にテレビは無かった。周りのヤツらは「一日にXX分だけ」とか「XXの番組だけ」とか制限されつつも、当時最高の娯楽であったテレビにかじりついていた。果たして彼らと自分にどれくらいアホの差が発生したのか、知るすべはないが多分大差は無いだろう。

高校3年の時、iMacがやってきてパソコンとWEBの世界が同時に開いた。Adobeのページミルとかネットスケープコンポーザーとかを使ってgeocitiesに恥ずかしいサイトをぶちまけていた。

ちょうどそのころ受験期だったこともあって、論作文をいろいろ書いて添削を貰っていた。詳しい内容は忘れてしまったが、その中に「次の文章『インターネットの発展』を読んであなたの考えを述べなさい」みたいな出題があった。『インターネットの発展』の内容はWEBへの賞賛と過度の期待に満ちあふれていて、ゲップが出そうなものだった。こうなると理由無く反抗したくなる年頃だったものので、イキオイ「インターネットなんていずれテレビ同様に『ネットばっかり見てるとアホになる』と言われちまうぜ!」と書いてしまった。


それから、10年。
は、まだ経っていないがwebはアホメディアになってしまっただろうか。


おそらくそれは否だ。理由は色々あるが、WEBがアホメディアに堕ちないで保てるのは検索技術に依って特定のコンテンツに直接手が届くからだと思う。

テレビがアホメディアに見えるのは、全てのコンテンツがアホな訳ではなく、少数の非アホコンテンツを多数のアホコンテンツがスポイルしてしまっているからだ。個人的に「WEBは、アホコンテンツがテレビと同様に無数に存在しているが、それらのノイズを排除して必要なコンテンツにリーチし易い」という特性とそれを使うテクニックによって、非アホメディアで有り続けられる、と考えている。


そして、もしこの仮説が正しいとすれば検索とそのテクニックが保証されない場合、WEBがアホメディア化することを意味する。そう考えるとケータイWEBはかなり危うい。PCと同質のユーザビリティを確保した検索システム(UIを含めて)を構築するはかなり骨が折れるだろう。しかし此なしではケータイWEBの将来は暗い。万一、検索不在のままケータイがPCを駆逐し、WEBへのプライマリゲートウェイになってしまった日にはWEBのアホメディア化は致命的だ。

ケータイのフィルタリングを巡る推進派の意見はひょっとして「ケータイWEBばっかり見てるとアホになるで」というオヤジの小言みたいなものが本質かもしれない。

GoogleAnalyticsが不安定、な気がする

昨日の16時以降のトラッキングがかなり少なく、サーバーに設置しているアクセス解析の20%くらいの数値にとどまっている。

サーバにおいているトラッキングツールはw3aってヤツで、javascriptでトラッキングをするという点でGoogleAnalytics(以下GA)と同じ。noscriptにはダミーイメージを読み込ませて部分的なトラッキングを補完することが出来るので、javascriptオフのユーザもページビューくらいは読める。ボットやクローラーもトラフィックに含めてしまうのでGAよりも数値が大きくなるのが常だが、それにしても10:2という差に関してはGAの不調を疑ってしまう。

Adsenseの表示回数と見比べてもかなりの差分があって、これはもうどう考えてもGAのトラッキングエラーじゃないかと思う。

しかもひと月に2度くらい同じ現象が起きている感じ。

それと、ga.jsになってからのような気がするけどユニークユーザの数値が不可解。今月の値が172とかなり低い。
日毎平均58、合計1220となっているので172人のユーザーが今月平均7日以上サイトを見に来てくれてるって事になる。

もしラーメン屋だったとしたら、1日平均60人弱の来店があり、20日間で述べ1200人、実際のお客は180人くらいとなる。
(計算し易いようにざっくり数値を整えた)
となると平均して3日に一度はラーメンを食べに来てくれる常連さんを抱えた旨いラーメン屋って事になるけど、本当にそうなんだろうか。今年に入って、ユニークユーザーは下降の一途をたどっているけど、通好みのラーメンばっかで一見さんの獲得に失敗してるのかもしれない。GAのデータを信用するとかなりこの傾向が強い。


ところで常連さんはひと月に10食もラーメンを食ってメタボリックにならないだろうか。ヘルシーなラーメンも考えないとな。

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BlueRayもHD-DVDも消えるんだろ?

東芝がHD-DVDからの撤退を表明した。主要なニュースサイトを見ているとそれなりに扱いが大きいが、IT系のメディアはそんなに大きく取り上げていないような気がする。一応CnetやItmediaでトップに出てきているけど、トラックバックの量とか盛り上がり方はいまいち。

それはなぜか。

本当はみんな、物理ディスクメディアの動向に興味になんてないからだ。と思う。
少なくともある程度ネットに関心を持ちつつ、それなりに使いこなしている層の人々は、物理メディアの終焉は近く、同時にネットワークによる映像コンテンツ配信がやってくることを肌で感じているからじゃないだろうか。すでに物理メディアなんて時代の徒花にすぎないのかもしれない。

件のニュースを見ても「東芝の撤退」と報じられていることがあっても「ソニーの勝利」を報じるところは少ない。VHS対ベータの時代には産まれていなかったけど、その時代なら、「ソニーの勝利」は「東芝の撤退」と共に報じられたのではないかと思う。ソニーの勝ち鬨が聞こえてこないと言うことは、この泥仕合に勝者は不在ということだ。いや、むしろ両者とも敗者と言った方が正しい気がする。

彼ら両者共に敗者だとすれば、果たして誰に負けたのか。それは物理メディアではないネットワーク配信形の「来たるべき未来」に負けたのだと思う。老兵は去るのみだ。

そう考えると、東芝はソニーとの競争に負けて撤退したというより(もちろんそれもあるけど)、この業界を見限って、「来たるべき未来」に備える道を選択したのかもしれない。

一方、泥仕合にうっかり勝利してしまったソニーの行く末は悲惨だ。本当は満身創痍なのにこれから延々と戦い続けなければならないのだ。具体的な対戦相手はすぐにAppleが思いつくが、到底叶う相手じゃないだろう。

HD-DVDを購入した消費者は気の毒だが、
本当に貧乏くじを引いたのは、ソニーかもしれない。

Kick Off Meeting

某プロジェクトのキックオフミーティング(第一回目のミーティングをこう呼ぶらしい)をしてきた。

ミーティングというよりはプレゼンの気分で、資料を作ってサイトの方向性やらシステム導入、スケジューリング、ページレイアウトの提案をしてきた。正直けっこう緊張してしまったが、無事に承認をいただくことができた。

まずはキンチョーして早口で捲し立てるプレゼンターの話を熱心に聴いてくれたクライアント様に感謝。

この手の上流工程はしばらくご無沙汰だったので、今回は色々と準備したが、その中でも一番良かったのはシミュレーションかもしれない。

具体的にはできあがったプレゼン資料を片手にミーティングのイメージをしながら実際に喋りつつシミュレーションをし、気づいたことがあれば資料に書き込んでみた。ココまでは以前からもやってはいたので、今回はその工程をすべて録音してみた。そして一通り終わった後にそれを聞いてみた。

まず思ったこと。
1. 喋るの早すぎ!
2. 声の通りが悪い!
3. なんか時々冷たい印象

2番は声帯の問題なのでもうどうしようもないかもしれないが、問題は1と3だ。特に3番。1番はある程度気をつけて喋ればゆっくり喋れるのかもしれないが、3番に関してはものすごく微妙な瞬間(咳払いとかちょっとした仕草)なのでこれが難しい。改めて自分が冷たい(冷たそう)奴なんだと認識してしまった。

それでも、そのことに気づけたという点で録音はとても良かった。プロジェクトとはあまり関係のないところで今後の課題が明確になった形だ。

で、肝心のミーティング中、3の印象を与えることが無かったのかどうか。
う~ん。精進します。

My Mini City

myminicity.gif

もうひと月以上前に作ったフィジーの町だけど、全然人口が増えないので、ブログに貼り付けてみた。

とは言えこれで人口増加させたいのかと問われると、必ずしもそうではない。そもそもこのサービス(?)の楽しみ方がいまいちピンとこない。或いはこれもブログの様に継続し続ければ楽しくなるのかもしれないが、残念ながらそんな気もおきない。

これを見ていると「新しいサービスを流行らせるのって本当に大変だな」という気持ちばかりが起きる

mobileWebがきたら

テレビの無かった幼少期(今もないけど!)一人の時間は何をしていたかというともっぱら漫画を読むかプラモで遊ぶか黙々と一人遊びに講じていた。思えばネクラなガキだった。

周りの奴らは何をしてたのかと言うと同様に漫画やプラモもあったが、そこにテレビやゲームが加わった。テレビもゲームもない自分にとってそれらは垂涎の的だった。

ところが最近のゲームは一人で黙々とプレイするよりは家族で楽しんだり、電車の時間つぶしとしてプレイされる事が多い。言うまでもなくそれはWiiとかDSの事だ。もちろんPS3やxboxを忘れた訳では無いが、ゲームと言うと時間を忘れて没頭したあげく宿題をやってなくて「明日風邪ひいたら学校休めるのに」みたいな事は過去の話しに成りつつある。

さて、それではゲームが撤退してしまった(一部撤退くらいにしておこう)
「黙々と没頭する一人の時間」は今誰の手にあるのか、これが問題。

この暫定王者をはっきりさせればmobileWebにもヒントが見つかるかな。

yahooの新トップページ

βがリリースされた時点で、すぐに乗り換えたけど、やっぱり新ページはいいと思う。時代遅れのディレクトリを取っ払ってくれて本当によかった。yahooUSやらyahooKoreaはとっくにこの形に成っていたので日本はどうなってんだと思っていたがようやくです。

もう一つ、特筆すべき点が、MacIE5xをサポート対象外にしているところ。これで堂々とクライアントにMacIE5x対応なんて無駄ですよって言える。色々資料を用意しなくてもyahooが対象外ってことを伝えるだけで事足りるだろう。

しかし、なぜかsafari1.3が弾かれるのにIE5.5とこれまた老害ブラウザが含まれている。IE5.5なんかに対応させるんだったら、safari1.3に対応するなんて分けないと思うんだけど?しかもsafari2.0はTiger以降のOSを購入しなくちゃあ利用できないんだし、これはなんとか改善してほしい。

アンチSNSのテーゼを考えてみる

EnemyBookはSNSにとってのカウンターカルチャーでは、多分、ない。たしかに今はもう慣れちゃったけどSNSの表層的な友人関係は最初は気味悪かったしうざかった。だから、そういった表層的なコミュニケーションへの、つまり偽りの友情へのアンチテーゼとして、EnemyBookとかのアンチSNSサイトが産まれてきたのはよく分かるし、理解できる。
ここで採用されているアンチSNSの主題は、友達ではなく敵を作る事だ。これはSNSへのアンチテーゼを立ち上げようとした場合、真っ先に考えつきそうな主題だけど、実は間違っているんじゃ無いかと思う。


つまり、SNSの本質は友達を作るってところにはないのだ。


いや、確かに友達を作る事も重要な機能だが、
本当にSNSがSNSたる所以は、友達を作る事が


ほぼ無限に、しかもあったこともない相手と友達になれるということだ。


これは現実世界では実現できない機能だ。だからこそ、SNSは面白く、こんなにまで普及したといえる。そして同時にこんなにも偽りの友達を増やしてしまったのだ。

アンチSNSを掲げるなら、その主題は「敵を作ること」ではなく、「偽りの友情を駆逐」していくことじゃあないかと思う。SNSの友情が偽りであるならあるほど、EnemyBookの敵もまた偽りである。それではSNSとやっていることはあまり変わらない。実際に敵を作ったところで、本当にその相手と争っていては身が持たないので、話半分、冗談半分の敵なのだ。EnemyBookはSNSの補助ツールにこそなれてもアンチテーゼとは呼べないのではないか。


SNSのアンチテーゼを掲げるなら、その無限のオープン性にこそ制限を設けるのが正当だと思う。つまり、友達の数を制限することだ。mixiで言うなら、マイミクの上限を設けると言うことだ。仮に制限が100だとするなら、100人以上のマイミクは持てない。そしてここからが重要だ。
仮に上限いっぱいに友人が居るところに、つい最近mixiに参加してきた友人からマイミク申請された場合どうなるのか。しかも幼少期からの無二の親友だとしたら。
彼をなんとかマイミクにしたいがいかんせん上限をオーバーしてしまう。この場合どうすれば良いのか?答えは至ってシンプルだ。


自分のマイミクを一人減らせばいい、ということだ。


そうすれば、彼を受け入れる事が出来る。除外されてしまったユーザは気の毒だが、こうして常にマイミクにふるいをかけておけばクオリティを保つことが出来、偽りの友情化は防げるかもしれない。これこそがアンチSNSの骨子だと思う。


もちろん、村八分を助長するようなこんな排他的なシステムは絶対に容認できるわけがないけど、そろそろSNSのオープン至上主義みたいな物にカウンターが発生しても良いかと思う。客観的に見てSNSでのコミュニケーションは質より量を優先している。ポストSNSは量より質を指向するんじゃないだろうか。たぶんそのときはもうSNSとは呼ばれないだろうけど。

最後に一応断っておくと、僕のmixiの友人は一応リアルの友人が96%なので、偽りの友情ではありません。たぶん。

紙とWEB考

最近久しぶりに紙系のデザイナーさんとwebの仕事をして色々思うことがあったのでメモ。スタッフィングはもちろん紙系デザイナーさんがグラフィックデザインで自分はCSSとHTMLのコーディング。サイトは20ページ弱の個人商店の紹介サイト。

デザインはトップページが3カラム+ヘッダーでそれ以外は所謂逆L字レイアウトのオーソドックスなパターン。左にレイアウト、右にページボディが来る形だ。

で、上がってきたデザインは配色とか配置、バランスなんかが自分に無い物でやっぱり長年グラフィックやってる人はここが違うんだな、と素直に感心。ただ、どうもとコーディングがしづらいと感じる事があったので、ちょっと考えてみるとすぐに答えが出た。上記、右側ページボディの内容だが、この部分のレイアウトが結構頻繁に変わる。具体的な変更内容は「背景画像」や「インデント幅」、「行揃え」、などなど。結果的にバラエティに富んだレイアウトで、ポップな感じでまとまっている。たぶんクライアントの受けも良いはずだ。


ただ、どうにも腑に落ちないんだよ!


確かにデザインはとても良い。クライアントも納得だ。ただ、何となくweb的な"何か"とフィットしていない気がするんだ。この違和感が何であるかはなかなかデリケート。安易な事を言えば即座にバッシングされそうなので、ここは慎重に言葉を選ばねばならない。そして、少なくともコーディングがめんどくさいってだけの問題じゃないと願いたい。


ここで一つ仮説を立ててみた。レイアウトのバラエティがページ数の割に豊富すぎる点だが、これは「必ずそれぞれのページで異なった見せ方をしなければならない!」という脅迫観念にもにたテーゼが存在しているんじゃないかと思う。もちろん文章の字数が少なくて見栄えが悪いため、グラフィック的に解決する必要があったりもするんだが、それにしてもやはり過剰だと思う。それに更新性や反復性を阻害しているという事実がやっぱり大きい。

ここでもし自分だったらと考えてみると答えは明白で「更新性と反復性を阻害しない範囲で見栄えを整える」だと思う。言い方を変えると「規定のレイアウトの中でのみ出来ることにとどめる」だ。或いは「文章が増えるまで諦める」の以上二択だろう。つまり、自分にとって諸事情でページの見栄えが多少寂しくなっても「必ずそれぞれのページで異なった見せ方をしなければならない!」とは決して思わない。仮にもしクライアントから「ちょっと寂しいね」と言われても「更新性と反復性」を理由に大胆なレイアウトの変更はしないと思う。

これは「更新性・反復性」だけの問題だけではなく、そもそもは文章でクリアすべき問題をグラフィックによって体裁だけを整えても根本的解決になってないので間違ってはいないと思う。

たぶん紙系デザイナーさんも文章でクリアすべき問題を取り繕っているだけなのは重々承知だと思うが、この「更新性・反復性」、特に「反復性」についてどこまで注意を払えているかは厳しいと思う。

「必ずそれぞれのページで異なった見せ方をしなければならない!」は確かに見た目には楽しいかもしれないし、デザインスキルの向上にも一役買うだろう。更新性も運営側の努力で解決できる。ただ、反復性に関しては失われたまま帰ってこない。反復性はユーザーインターフェイスやユーザビリティと深い関連がある。webサイトはより使いやすく無ければならない。紙のデザインで使いやすく作ることはあるのだろうか?おそらくそれは使いやすくではなく、読みやすくじゃないかと思う。


ここにwebデザイナと紙デザイナの間にある深くて広い川を見た気がする。

Clickが重い

新聞やテレビと比較して、ユーザの動向が把握しやすいwebの場合、当然コンテンツホルダーはユーザの嗜好や動向に会わせてコンテンツをセレクトしているんだが、これが結果的には衆愚的な内容になりがちだと強く感る。


特にニュース系のコンテンツに関して。


ポータルサイトのニュース覧はかなりこの傾向が強く、サイトによってはかなり軟派(?)な内容になってしまってる。で、独自ミシュランをつけてみた。

←硬派        軟派→
excite > livedoor >= yahoo >= mixi >> infoseek 

かなり個人的な順位だけど一応つけてみる。
改めて見直すと実際infoseekはひどいけどexciteやlivedoorはがんばっているのかな?と思う。
あえて硬派、軟派の定義については触れないでおきたい。


コンテンツホルダーのニュース選択は内容の重要度より、トラフィックやアクセス数を優先させる事が往々にしてあると思う。村上龍の番組を見てそう思った。コンテンツのクオリティにユーザが多少なりとも影響を与えているなら、もう少しClickを慎重にしてみようかな、と思う。

vaioがこんな事やっててスゴイ

vaioのプロモーションサイトがFWAに載ってて、すげえっと思ったものの、いまいち盛り上がってない。
でもコレってすごく良いコンセプトだと思う

http://vaio-online.sony.com/prod_info/concept/remix/

AIRはエアーと発音すべきなのかな

最近ようやくAdobe AIR(コードネームApollo)がエアーと発音できることに気がついた。当然それまでは「エー・アイ・アール」と発音していたんだけど。

着々と展開しその影響力を広めつつあるようだが、爆発的な普及までの道のりはまだ険しそうだ。「第一にプラットフォーム、アプリケーションはその次」という姿勢は堅実だと思う。やはりColdFusionでの失敗(?)を認めて万全を期したいのだろうか。

del.icio.usハジメマシタ

いまさらだけどdel.icio.usのアカウントを取得して目下ブックマーク中。
完全に時流からずれ込んでいるけど気にしない。
英語ばっかりのサイトなので、英語に慣れるかな?と浅はかな下心も抱きつつ使ってみる。

一月ほど利用してみて、使い勝手としては過不足ない感じ。しかし、正直一世を風靡したweb2.0サービスとしてはあまり感動しなかった。まだ今ひとつ深みを知らないからだろうか。個人的にはもっとブラウザと統合してほしい。具体的にはFireFoxのブックマークメニューを開くようにMydelisiousのブックマークが閲覧できれば最高。ひょっとしてアドオンにあるかな?誰か教えてください。

一方、地味に効果を実感できたのはTag機能だったりする。従来のツリー構造によるトップダウン式の管理より、ボトムアップ式の管理のほうが自分の思考と直結している気がする。手が届く場所に何でもある感じ。BlogなどにもTag機能は当たり前に実装されているけど、ブックマーク管理で利用する場合、より利用価値が高い気がする。

Tag機能はweb周辺のカテゴライズ(サイトマップとかサイト構造とか)にどの程度影響を与えているだろうか?Tag機能が周知されて久しいはずだけど、正直あまり影響力は感じない。Tag機能はあくまでも個人的なお気に入り管理で効果を発揮するんだろうか。

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