No plan , No life ?
なんか気がついたら一月ぐらい何も書いていなかったので、ここ最近の悩みなどを打ち明けてみようと思う。
5月あたりから順調というか多忙というか、それなりにプロジェクトを消化して、おかげさまでFlash案件が8割くらいになった。そのうちAS3の案件は5割~6割くらい。で、最近はProcessingでインスタレーション用の開発を依頼されたり。intと書く前にすぐvarって書いてしまうけど、ようやくProcessingデビューをキメました。
こんだけ働けば散髪屋の会話で
「お勤めどこですか?」
「あ、フリー(ランス)です」
「え、フリーターですか」
みたいな誤解はなくなるんじゃないかな?
まあ、フリーランスよりフリーターの方がクレジットカードの発行早いけど。
閑話休題
そんな感じで何とかやってるけど、ここ最近ビジュアルデザイン(画面・インターフェイス)とか企画の依頼もチラホラある。もちろんその後の実装をひっくるめての依頼なので、結構タフな状況になることもあるが、自分が理想とする形、「コンセプトレベルからアサインしてビジュアルデザインから実装、そしてコンサルまで」に近づいているみたいだ。
で、ここからは「企画」と「ビジュアルデザイン」の話を展開していきたいと思う。
まず「ビジュアルデザイン」だけど、なぜ「デザイン」と書かず「ビジュアルデザイン」と堅苦しく書くかと言うと恩師が「日本でデザインというと視覚伝達に関わる部分ばかりがフォーカスされるけど、本来はもっと広義でもっと深い言葉なんだ」と言ってたから。まあ、使い捨てカメラと呼ばずにレンズ付きフィルムと呼ぶようなもんだ。(違うか)
このデザイン、おっと「ビジュアルデザイン」ですが、最近自分なりにブレイクスルーの見つけ方が分かってきて前ほど悩まなくなった。いや、悩んではいるだけど、それなりにブレイクスルーできるかもしれないね~的な感じになってきた。もちろんまだまだ若輩野郎ですが。
依然、時間がかかったり、字詰めが甘かったり(←致命的か?)、色々と不手際はあるものの、この方向性で進んでいいだろう、とか、クライアントの要望はおそらくこのニュアンスだろう。みたいなところをかぎ分ける嗅覚が少しずつ発達している、と思いたい。
そして次に「企画」
「実装」「ビジュアルデザイン」ときて、もっとも難関なのがコレ、「企画」
企画の経験が不足しているとかじゃなくて、多分人生の経験が不足しているのかもしれない。とにかくここは躓く。学生時代に授業でやった自由連想法とかマトリックス法とかブレインスーミングトとかブレインライティングなど、色々試みてみるが中々ブレークスルーしない。
え?HTMLでやればいいwebを無理矢理Flashでやるからだって?
ぐふっ;%s(√ワ繝シ繝峨え繧ァ繧「荳翫・譁・ュ怜喧
まぁ、その話題は置いておいて、ここら辺のブレイクスルーってみんなどうやっているんだろうか。以前になんかの雑誌で佐藤可士和が大貫卓也と一緒に働いたとき一つの案件に対して何十時間もミーティングして対象を掘り下げるってなことを言ってた。そして、その結果として出てくるデザインカンプはわずか数点で、核心をついているのでこれで必要にして十分な量だったそうな。
さて、彼らはこの数十時間をいかに過ごしていたのだろうか。ただグダグダとしゃべっていたのではなく、何かしらの方法や手段を駆使して戦略的に意見を出し合い、アイデアへと昇華させていたのではないかと思う。
ではその戦略や方法論はどんなものだったのだろうか。これに関しては色々参考書やらビジネス書みたいなのは出てるけど、やはり最終的には場数を踏む以外に上達する方法はないのだろうな、と漠然と思う。
あるいはFlashの勉強会みたいな感じで集まって、みんなで「企画会議」するとか。なんかそんなワークショップとかTV番組があった気がするけど、案外やってみるとFlasherの職能強化につながるかも。それともここで「Flasher」と限定してしまった時点で駄目だろうか。
ただ、個人的には「インタラクションとプログラミングに含蓄があり、かつ自ら制作するスキルがある人材」が集まれば魅力的な企画立案が可能なんじゃないかと期待したい。
美大とかでは「講評」を日常的にやるわけですがそういうのに必要性というか飢えを感じているのかも。だったらまずは勉強会でしゃべらないとなあ..よし。ネタを仕込もう。
なんか最後らへんのまとまりがない(いつものことだけど)上に妙な前振りみたいになっちゃったけどそんな感じです。ああ、「悩み」って、もちろんクレジットカードの話ですよ。 <了>