Mobile :

GPS,Map,Sportsアプリに付いて思った事を書いてみる

スマートフォン向けのGPSやMapを使ったスポーツ/ヘルス系アプリは既に数多くリリースされています。

一般的な使い方はRun/Cycle/Walkなどの行動中にGPSデータを収集、行動後にGPSデータから時間、移動距離、平均速度、消費カロリー等の情報を集計する、という形だと思います。

これは既に有効な使い方として確立されていますが、トレッキングやハイキング、クライミングなどを目的としたアウトドア/フィールド系アプリになると若干事情が異なります。

具体的には後者の場合、行動前にGPSデータが存在し、ルートを表示する必要があります。つまり山に入る前(行動前)に山行行程にそったルートをMap上にプロットする機能が必要になります。

多くの人がハイキングやトレッキングを行う場合、地形図ないしはガイドブックを持って山に入ります。(っていうか持ってないのはアウトだよ)そして行動中に現在地や所要時間、水場やトイレの場所を確認します。こうした行為をちょっとだけ便利にしたり、楽しくしたりする事が出来ればアウトドア/フィールド系アプリとして非常に素晴らしのではないでしょうか。特にパーティに初心者の方がいる場合、地形図とあわせて、シンプルなグラフィックで説明できると理解度が深まる筈です。

勿論この機能がなくても使えない訳ではありませんが、それでは前者のスポーツ/ヘルス系アプリと同一の物になってしまうので、アウトドア/フィールド系アプリとして開発する意義が無いと考えています。

しかし、大きな懸念点があります。それは「どうやって行動前にGPSデータを入手するか」という問題です。既にweb上では多数のGPSデータが共有され利用可能ではありますが、ユーザーに山行行程に応じたGPSデータを検索させ、アプリに読み込ませるのは現実的ではありません。ここが今後最大の課題となる筈です。


個人的に現状では、「首都圏低山百選」みたいなアプリを作って、GPSデータ付きガイドブックとして発売すると楽しいんじゃないかな〜と最近思ってます。ガイドの文章はプロクライマーやプロガイドの方に執筆してもらえば読み物としても、つまり電子書籍としても価値を持つんじゃないかな、と。

RSS + Contuct

  • rss
  • email

Credit

Copyright (C) 2007 kappa-lab.com.
All Rights Reserved.