SNSと隠れ家
「どこまでも広がり続けるのも無限だが、どこまでも細かくするのもまた無限だ」
とは北野武が言ってた言葉だと思う。詳細な語彙までは記憶していないが、日米の映画制作における差異を彼なりに表現した言葉だったはずだ。そしてもちろんハリウッドが前者で日本映画が後者だ。
webは現在までのところ前者の形で進化してきているが、そろそろ後者の形が産まれてきてもいいかな、と思う。
たとえばmixiとかSNSに参加していると、無数の出会いがありそれは無限のごとく広大な体験でハリウッド的なそれなんだけど、そろそろほどよくクローズドで、ミニマムなコミュニティーを形成したいな、と思う。
SNSを巨大なショッピングモールやファミレスに例えるなら、馴染みの服屋とか呑み屋に例えられる隠れ家的存在が欲しい。
そんなもの既に個人運営のXoopsとかで実現されてるよ。ってその通りなんだけど、もう少し敷居を下げたり一般的に普及しないかな~と思う。もちろんXoopsという特定のアプリケーションの普及ではなく、あくまでプライベートなクローズドサイト、つまり隠れ家を作るという概念で。
本当に仲の良いやつとはマイミクとかmixiコミュとかそんなところじゃあなく、もっとプライベートな空間で和みたいんだ。
そんときは言ってやるぜ。
「おれんとこに来ないか?」って。