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無題

ソーシャルゲーム系の企業でフロントエンドエンジニアは未だに絶賛売り手市場だ。
UI/UX/グラフィックザインに関する造詣があり、Photoshopやらillustratorがフツーに使えて、ついでにサーバーサイドにも一定のスキルがある人材(個人的には多様な現場を経験してきたFlasherに多い気がする)。これらの条件を満たす人材はFindJobとかを見るかぎり最大で年収数千万がつく(らしい)。

この状況を「ソーシャルバブル」と呼ぶ事を否定しまい。が、これまでフロントエンドエンジニアが正当に評価されなかった事がカウンター的力学として作用している、と言いたくなるのは身内びいきだろうか。

しかし本来、彼等のスキルは実装フェーズからではなく、企画フェーズから発揮され、プロダクトの核心を決定づける能力を持っている。なぜなら、実際にユーザが触れるレイヤーを担当しつつ、バックエンドとの矛盾点を解消する宿命を負うからだ。個人的にはプロジェクトマネージャやプランナに比肩するレベルでプロダクトを見ながら、かつ実装やチューニングを行えるのがフロントエンドエンジニアの有るべき姿ではないかと思う。

このレベルのフロントエンドエンジニアを前にして、プランナは彼のイメージをパワーポイントに落とし込むだけのオペレーターにすぎない。(と言えば言い過ぎだろうか。特に誰とは言わないけどね!)

もし、国内の家電"落ち目"メーカが本気で立て直しを計りたいなら、ソーシャルゲーム系の企業の半分で良い。イキのいいフロントエンドエンジニアを積極採用すれば、多少は状況が好転するのではないかと思っている。

でもって、役に立たないプランナは.pptだけ作ればいいのだ。
(あと深夜に呼びつけるの止めてね。ゼッタイ)

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