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GPS アプリ MyTracksがいいよ

個人的に楽しかった記憶はきっちり保存しておいて、後からニヤニヤと鑑賞するのが比較的好きなタイプです。これまでニヤニヤの対象になるのはもっぱら写真だった訳だけど、近年、安価なGPSロガーの登場と、スマートフォンの普及により、GPSロギングは飛躍的に身近な行為となりました。また、Exifなど、写真へのGPSデータの付加も一般的になり、写真の専売特許だったニヤニヤ市場にGPSが徐々に食い込み始め、ついに誰もがGPSデータをニヤニヤと眺める時代が到来!なわけです。

とまあ私のフェティシズムはともかくとして、iPhone、Android及びこれらのアプリによってGPSデータの取得、保存、視覚化、共有、などが格段に便利になりましたよね。一応、フィーチャーフォンでもGPSデータの取得は可能だったけど、スマートフォンの登場で一気にギャズムを超えたといって過言ではないはず。これからはスマートフォンGPS時代(?)が到来するに違いない、と勝手に確信しています。


そんなわけで、AndroidマーケットでGPSアプリを探したところ「MyTracks」ってのが見つかりました。今日はそいつの紹介。

MyTracksはGoogle謹製の無料アプリ。GPSデータのロギング、GoogleMapへのプロット、GPX、KMLなど各種フォーマットへの出力など機能てんこもり。ハイキング、ジョギング、トレイルラン、バイク、などなど、移動し続けるアクティビティに最適です。はっきり言ってこんだけのアプリを本家Googleが無料でリリースした以上、GPSアプリには新規参入の余地は皆無でしょう。とにかくそれだけのスグレモノ。


ちなみにデスクトップ向けでGPSデータをマップにプロットしてくれる「myTracks」というこれまた秀逸なアプリがありますが、両者は無関係みたいですね。


トレイルランで使ってみた
先日30kmのトレイルランに行ってきたのでその際にログを取ってみました。使用したスマートォンはS31HW(e-mobile)。Android2.2のくせにFlashが走らないヘタレですがデザリングという得意技をもったデバイスです。

早速ロギングをスタート。本来ならGoogleマップが表示されますが、駅前にして既に3G回線がアウト。

一時間ほど移動した後、データをチェック。

いい感じで測定されています。「合計距離」や「合計時間」以外にも「最大速度」「平均速度」「標高」などなど、色々と教えてくれます。
ところで「合計時間」、「移動時間」という項目があり、前者が1:14:46、後者が37:31となっています。この数値通りなら、僕は1時間14分の行程のうち37分間走って、残りの37分は休憩してたってことになり、そんなにサボってねえよ!と思いますが、ちょっと意味が分かりません。

その後も快調にログってくれているようでしたが、

終止、移動時間が合計時間の50%をキープしていて、やはりMyTracks的にサボり過ぎだろって結論のようです。

そうこうしているうちに、なんと道に迷ってしまいました。で結局マップとコンパスでルートに復帰。

Garminの代わりにはまだなれないと実感。(Garmin使った事無いけど)やっぱりシルバコンパスとマップは必携ですな。

気になるバッテリーですが、ゴール300m目前、スタートから7時間半でアウト。よく持ったとは思いますが、GPS専用デバイスと比較すると心もとない。

雑感
とまあそんな感じで、軽くトレランに行く程度ならGPSロガーとしてそれなりに役目を果たしてくれました。目下の問題点はやはりバッテリーでしょうか。
GoogleMapが使えない点は、地図データをキャッシュしてくれる他のアプリを使うか、Garminを使うのがいいんじゃないかな?

おまけ

今回のデータ取得の際、S31HW(e-mobile)以外にIS06(au)、m-241(HOLUX)も同時に使用しました。そこらへんのデータ・ロギング能力の比較はまた改めて。

BeBop β version


先日Cloque.内で進めているデバッグサービス、BeBopがβ版になりました!今日はBeBopの新機能とか今後の展開について考えてる事をメモ。

新機能
今回のアップデートの目玉はユーザーとプロジェクトの管理です。
この機能により、ユーザーは自分のプロジェクトを設定できるようになりました。バグリポートはプロジェクトごとに振り分けて報告できるので、複数のプロジェクトが同時進行してても混乱しません。また、プロジェクトごとに共有ユーザーを設定できるので、クライアントの担当者や、他社の共同開発社と共有が可能になりました。

その他、検索項目の追加やバグリポートのステータス管理などが可能になりました。今の所、ステータスの変更はプロジェクト管理者しか行えません。(要望があれば変更するかも)


今後の展開
前回のバージョンではProgressionの使用が前提になっていましたが、今回から非Progression環境でも動作します。もちろんProgressionが使用されている場合は、Progression特有の情報を利用できます。この変更を優先した背景にはFlashの活動領域の変化があります。今後の同行次第ではひょっとするとフィーチャーフォン向けにAS2版も出す事になるかもしれません。

また、次期バージョンまでの最優先事項はAndroid(ADK)アプリへの対応です。iOSに関してはもう少し後になりそうです。現状では「Androidからのバグリポートで必要なものは何か?」をAndroidアプリの開発を行いながら見極めています。


今一度、BeBopって?
BeBop開発の発端は、クライアントからの「XXのページに行って、OOのボタン押して、$$のページ行こうとして、やっぱ¥¥のページ行ったらフリーズした」的なバグリポートをもうちょっと詳細に把握できないかな〜という思いつきです。クライアントにスクリーンキャプチャを取ってもらったり、OSやFlashの詳細なバージョンを聞き出すのは以外に手間がかかります。
今後のスマートフォンによるマルチスクリーン・マルチデバイス環境の到来により、この傾向はさらに拍車がかかるだろうと思ってます。

イマイチ、何が出来て何がオトクなのか伝えるのが難しいツールですが、最後にSiONの@keim_at_siさんが『超高機能な「問題を報告するボタン」』と見事にまとめてくれた言葉で締めたいと思います。

Mt.Flashやってきました

トーキョー近郊の低山を巡る、Mt.Flashを開催してきました。

第一回目にしてマニアックな行程となり、洞窟探検から、トレッキング、温泉と一粒で3度くらい美味しい内容だったんじゃないかな。


今回、全く観光地化されてない鍾乳洞が目的地だったので、全員ヘッドライトを装備。冒険心がくすぐられます。


内部はそれなりに広く、水がしみ出してるので足下注意です。洞窟内はコウモリがいたりカニがいたり。カマドウマもいたけどちょっと気持ち悪かったので写真は割愛。


鍾乳洞を出ると、今度はトレッキング。
あいにくの曇り空だけど、雨が降らなかったのでよしとしましょう。


沢沿いの道を行きます。


途中数カ所で沢登りっぽくなったり。水がきれい。


マイナスイオンのせいで「目が〜目が〜!!」になってる人がいました。

ちなみにMt.Flashですが、ゆる〜く定期イベント化しようかと考えなので、絶賛参加者募集中です。今の所、"Flash"の名前を冠してるけど異業種の方々大歓迎なので、近いうちに名前が変わるはず。
それでは今後ともよろしくです!

追記:
GPSデータを追加しました。ちなみに上記の鍾乳洞&トレイルは埼玉県名栗周辺ですよ。

東京てら子Vol.16 の発表内容。

土曜日はてんこもりでした。午前中はAEDを使った救急救命講義を受けて、午後は「東京てら子Vol.16 『ドキッ、JavaScriptだらけの240分』」で喋って、アフター7は皆で懇親会(飲み会)してきました。

今回は大人数だった事もあり、タイムキーパーアプリを作って厳密に時間管理が行われていました。タイムオーバーしてしまう発表者がいる中、特別枠とLT枠で2度も喋るKYっぷりを許していただきホントありがとうございます。


特別枠 「BeBop βversionについて」
先日ベータリリースしたBeBopの紹介をさせていただきました。会場で「無料なの?」と質問がありましたが、勿論、ムリョーですよ!
将来的にはプレミアムプラン的な有料高機能版が出るかもしれませんが、その際も無料版はなくならないのでご安心ください。この辺は断言しておきますのでご安心ください。
発表したスライドは以下です。

BeBop スライド


*背景の壁紙は夏っぽくHYBRID WORKSさんの壁紙を拝借しました。

また、今回の発表の他にhttp://be-bop.appspot.com/からも詳細をご覧いただけます。トップページの一番下にサンプルへのリンクがあるので、スライドの内容はこちらかで実際に確認できます。


LT枠 「FireFox Audio API X Flash Dynamic Sound」
FireFoxのAudio APIと、FlashのSoundクラスによるダイナミックサウンドの比較。wonderflとjsdoitにサンプルを上げたのでそちらをご参考ください。

Flashでとりあえず音をならす。

Dynamic Sound - wonderfl build flash online

FireFoxでとりあえず音をならす。

FireFox Audio API - jsdo.it - share JavaScript, HTML5 and CSS

Flashで440Hzのサイン波。

440Hz SineWave forked from: Dynamic Sound - wonderfl build flash online

FireFoxで440Hzのサイン波。

440Hz endless sinewave forked: FoireFox Audio API - jsdo.it - share JavaScript, HTML5 and CSS

FireFoxでdsp.jsをつかって440Hzのサイン波。

Sine wave on dsp.js - jsdo.it - share JavaScript, HTML5 and CSS

FireFoxでdsp.jsをつかって和音。

forked: random harmonics forked: Sine wave on dsp.js - jsdo.it - share JavaScript, HTML5 and CSS

スライドも一応アップしましたが、喋り無しだとよくわからない内容となっております。ご了承くださいませ。

FlashとJSのダイナミックサウンドの比較 スライド

jsのサウンド周りは技術的に面白いと思うけど、各ブラウザベンダーが足並みをそろえると到底思えないので見果てぬ夢になるでしょう。jsはその誕生から時の政権に翻弄され続ける運命にあるように思えてならないな〜。

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