さぶ2

みうらじゅん氏が「自慰」について熱く語っておられたので、「そろそろ何か言っておくか」と思う。前回のエントリーを読んでいない方は唐突過ぎて訳が分からないと思うけど、ワザワザ読んでもらうほどでもないのでこのまま進める。

で、氏曰く「自慰って言うのは、やっぱ秘め事なんだよ。別にオープンである必要はない。秘め事として大いに堪能せよ」である。諸説あると思うが、個人的はそう解釈した。その上で僕の回答は「なるほど、自慰は秘め事だ、だからこそ、秘ざることもまた、一興」である。

そう思うことには理由がある。僕が知りえる中で最高の求道者は、学生時代に諸国を放浪し、ふと立ち寄った海辺の断崖絶壁で秘め事に及んだそうな。エロ本やましてやエロビデオと言ったものは一切なく、最中ずっと水平線の果てを望み、海風に身を任していたそうだ。それはもう、気持ちいいとかいう次元のものではなく、今までに体験したことがない類のものだったそうな。曰く「いや~サーフィンのことをこの世でもっとも官能的なスポーツだって言う人がいるけど、
なんていうか、自分は愛し合ったんだよ。地球と」であった。

彼の言葉はいちいち観念的過ぎてついていけない上に、この年になって同じ真似をすると万が一の場合、社会的窮地に立たされるので実体験をもって検証はできない。しかし、これこそが究極のロハス、或はナチュラリストではないかと思う。(違うか)

そんなわけで、個人的は秘め事であるが故に解放する瞬間にこそ、クリエイティブの彼岸があるのではないかと、強引に結論付けてみる。

また、この話題を世代間に見る性の認識差異としても語れるとは思うが、あくまでも僕は秘め事と解放、そして創造の文脈で語りたいと思う。

 
ところで上記のナチュラリストだが、どこか遠い町でFlash開発などをしているらしい。

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