RadioHeadの新作はオープンプライスで

2000年ごろに「world wide web は無意味な底引き網になってしまった」とトム・ヨークが言っていたけど、今度はなんと新作をオープンプライスにしてしまったらしい。

しかも販売店が勝手に販売価格をつけるオープンプライスではなく、購入者が自らの評価によって購入価格をつけるオープンプライスだ。率直に言って、凄いことだ。

でもって、報道によれば「販売店での価格とだいたい同じくらいの価格」で売れているそうな。「戦略は今のところ成功している」らしい。

ところでこの戦略(戦略と呼ぶべきなのか?)の成功と失敗は果たして定義されているのだろうか?販売店での価格と同程度でリスナーが買っていくことをトム・ヨークは成功と呼んで嬉しがっているのだろうか?
或いは、ただ同然でリスナーが買っていった場合、彼は失敗だったと落胆するのだろうか?正直よくわからない。トム・ヨークの真意は何なんだろう。

とりあえず分かっていることはこの「オープンプライス」は単なる「無料配布」より遙かにデリケートな手法だと言うことだ。「無料配布」は無料とはいえ、やはり「定額」であることに違いない。購入者によって価格をつけると言うやり方はアマゾンで評価に星を付けたりする行為とは全く次元が違う。

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