ADC見てきたよ

2007年 ADC展を見てきたので独り言。

取りあえず、面白かった。自宅にテレビを置かなくなって早6年、めっきりテレビCMを見ることがなかったので、一気にオイシイところをかっさらった感じでお得な感じがした。特に最近のCFはシリーズものが多いみたいでちょっとしたショートフィルムを見ているような感じだ。制作サイドもそれが狙いだろうから、この鑑賞方法は正しい。

ただ不満は「クリエイションギャラリーG8」というギャラリー。前にも行ったことがあったけど、決して素晴らしいギャラリーじゃあない。狭いうえにカフェと併設していて、「取りあえず余ったスペースをギャラリーにでも解放してみました」といった感じで、落ち着いて見られない。
残念だけど、台無しにされた気分になる。
一方の「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」も前者よりは格段に良いギャラリーだが、それでも日本有数の広告展にしては地味だ。

両者とも展示物以前にギャラリー全体をして、盛り上げて欲しかった。そう、もっと効果的なおもてなし、ユーザエクスペリエンスを実現できたんじゃないかと思う。

銀座という場所はギャラリーと同じくらいブティックが多くある。両者の共通項は「商品」あるいは「作品」を「陳列し見てもらう」、事にある。当然、それ以上に相違点は無数にあるわけだが、こと「陳列して見てもらう」という点においてブティックなど店舗の能力は秀でている。一方ギャラリーはこれと比較すると只の箱、あるいは部屋に等しい。陳列しただけで、見てもらう、体感してもらう、もっというと感動させたい、という気概が希薄なんじゃないかと思う。

確かに個性的すぎるギャラリーだと作品とかち合って良くないかもしれない。店舗のようにスタイルが一貫したものが常に陳列されるわけではないので、ついついニュートラルな内装・外装しか施せないのかもしれない。

ただ、そうだとしても創意工夫を放棄する理由にはならない。
もっともてなす気持ちが大事なんじゃないだろうか。

と自戒したところで、この日一番感動したのはライカのお店でした。

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