AppleがFlashにそっぽを向いてる

ここに書かれているように、iPhone 上で Flash は動作しない。将来的にプラグインが提供される可能性はあるけど、多分かなり先になるだろうという観測だ。他にもアナリストやらMacウォッチャーが同様に、iPhoneでFlashが動くようになるとしてもかなり先になるだろうと言ってる。
更にAppleのwebサイトは Flash でつくっても良いような部分まで非Flash で構築されている。この状況から、JobsがFlashを遠ざける戦略を取っていると考えてもそんなに不自然ではない。

今後のiPhone の普及拡大は安泰だろうし、iPod も同様だ。そlこで重要なインターフェイス部分にFlashを組み込んだ場合、Adobe への依存度が極端に高くなるわけで、Jobs がその状況を喜ぶはずは無いと思う。


1999年前後、初めてiMacを手に入れたときは、AppleとAdobeは今よりもっと親密な関係に見えた。Apple、そしてMac と言えばPhotoshopを走らせるためのマシンだと認識していたくらいに。一方、Macromedia と言えばFlashやDremwaever とともにFireworksやFreeHandなどPhotoshop、illustratorと同様のグラフィックツールをリリースしながらもwindowsとの親和性が高いように見え、少なくともApple一辺倒、という体制では無かったと思う。ひょっとして Jobs がFlashを許さない原因がこのころにあったりして(多分ないけど)。


なんにせよ、Flash/FlexコミュニティとしてはiPhone向けのコンテンツが制作出来ないわけで、これは今後、重大な足かせになるんじゃないかと思う。ただでさえモバイル向けのFlashコンテンツって何となく腰が重くなるのに、唯一魅力的なデバイス/プラットフォームであるiPhoneにそっぽを向かれてはモチベーションが上がるはずがない。


GoogleのAndroidが先月リリースされて、iPhone用のSDKは来年2月にリリースされるらしい。FlashLiteもFlashLite2の普及が微妙なままもうFlashLite3になる。今度はモバイルプラットフォームが乱立するのか。
"Write once, run anywhere"なんて結局やってこないのだ。

Trackback

http://memo.kappa-lab.com/mt-tb.cgi/108

Leave your comment :

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前に承認が必要になることがあります。そのときはしばらくお待ちください。)




RSS + Contuct

  • rss
  • email

Credit

Copyright (C) 2007 kappa-lab.com.
All Rights Reserved.